帝王切開3回目の卵管結紮(らんかんけっさつ)に迷った20代の私の話

帝王切開、二人目や三人目になると卵管結紮術(らんかんけっさつじゅつ)を進められたり、自分で考えて受けたりする方も多いと思います
当時まだ20代だった私も、卵管結紮するかしないかすごーく悩みました。
どっちの選択が後悔しないだろう?と悩んで悩んで出した結論は、卵管結紮をしないこと。
私が卵管結紮をしないことを選択した理由や当時の気持ちを書いておこうと思います。
目次
帝王切開3回目で卵管結紮術(らんかんけっさつじゅつ)を勧められた私。
当時、まだ無知だった私は、まず卵管結紮ってなんだろ?と思いました。
医師の先生には、
卵管結紮術とは、
精子と卵子が受精しないように卵管をしばること。
卵管結紮をすると、妊娠の確率はほぼなくなると思ったほうがいいよ。
卵管結紮後に子供が欲しくなっても自然妊娠はほぼできないくなり、人工授精になる確率が高くなるからよく考えてね
と言われました。
そのときは、子供が欲しくなってもできないならできればしたくない…すすめられるってことは何か問題あるの?と不安になりました。
私が3人目の帝王切開で卵管結紮を薦められた理由は、
- 帝王切開後にそのまま行える
- 妊娠を繰り返すことによって子宮破裂のリスクが高まる
この2点でした。
帝王切開後の卵管結紮術を私が勧められた理由
卵管結索は、切り開いて卵管をしばるから、卵管結紮術だけするのであれば、入院も別で必要になるし、費用も、帝王切開と一緒にする場合より高くなるんだけど、
帝王切開と一緒に行う場合は、開腹手術をしたまま、卵管を縛ることになるので、身体への負担も少なく済むし、費用も安く済むんだよね。
入院期間も必要ないといったメリットもある
また、
妊娠を繰り返すことによって子宮破裂のリスクが高まるのを防ぐためという理由もあるよ。帝王切開の人が妊娠を繰り返すと、傷口から子宮が裂けるリスクが高まります。
例えば、一回目の帝王切開で縫った傷により、二回目の妊娠で大きくなることにより傷口まわりの皮膚が薄くなる。
で、その傷口から破裂の危険性が生まれます。
三回目、四回目と、傷が増えると子宮の壁は薄くなります。
そして帝王切開の場合、傷がありますから、その傷から子宮破裂の危険性がでてきてしまう
子宮が破裂してしまうと、母子ともに無事でいられるかわからないからね
と医師に先生には説明されました。
産婦人科の先生のお話を聞いて、
私の場合、三人目の妊娠で切迫早産気味になっていたこともあり、子宮破裂への不安が今でも大きい。
また、三人子供がいるし…
卵管結紮術について強く考えるようになったし、卵管結紮術をしようと思ってました。
3人目の帝王切開の卵管結紮に当時20代の私はかなり悩んだ
迷った点として、
- まだ20代
- 子供が欲しくなるかもしれない
- 子宮は薄くないかもしれない
- 副作用の心配危険性が高まる
- 妊娠したら上の子はどうする?
こんなことで悩みました。
まだ、20代だし、子供産む可能性がなくなるのは抵抗があった
でも
状況的に、リスクを考えると、卵管結紮したほうがいいと医師のお話を聞いた上で思いました(´;ω;`)
実際、私も出産の1週間前までは卵管結紮をするつもりでした。
出産が近づくにつれ卵管を縛るのをやめたい気持ちが強くなった
帝王切開での出産が近づくにつれ、卵管結紮術を躊躇する気持ちが高まってきた。
なんだろう…
言葉に表せない気持ちというか。
母性?というんでしょうか。
心の奥で
卵管結紮したくない・・・
という気持ちが高まりました。
卵管結紮したくないと本能で思った
この感覚は、同じ状況にたった人しか分からないと思う。
「子供を妊娠できる身体でいたい」と本能で感じたんだと思います
卵管結紮に迷い医師に相談してみた!
2週間ほど前に担当の医師には相談していて、
その産婦人科医に言われたのが、
医師としては、三回の帝王切開で子宮にもだいぶ負担がかかっているので卵管結紮したほうがいいと思う。
人工授精であれば妊娠可能だし。
でも迷うなら、しっかり考えるべき。
あとで後悔しても、卵管結紮してしまうと前の状態には戻れないから。
たまに、卵管結紮前に戻してほしい。と訴える患者もいるのも確か。
でも後悔してからでは遅い
だから、旦那さんとも話し合ってよく考えて。
と言われました。
卵管結紮術をしたらもう妊娠できる身体に戻れない?
当時、
卵管結紮しても元の状態に戻れる。と思っていた私ですが、
卵管結紮には、二種類やり方があって
- 卵管を切ってから結ぶ
- 卵管を切らずにしばる
この2つの方法がある。
切ってから結んだほうが、避妊手術としては確実で、最近はほとんどの医師が切って結ぶ方法を採っている
と医師の先生から説明を受けました。
そんなこと言われたら悩みますよね、笑
でも自分の身体のことだから、しっかり悩むべきだと思ったんです。
避妊手術してもしなくても後悔したくなかった
自分が一番いやなのはなんだろう?と考えたトキに「後悔」はしたくないな。と思ったんですね。
もし、今、卵管手術をしたら後悔する可能性がある
受け入れきれていない自分がいる
そう感じました。
避妊手術は卵管結紮だけではない
避妊手術といっても、他にもいくつか方法があります。
このさき、妊娠する予定もないし、子供も三人でいいとも思っているけど、自分が卵管結紮についてしっかり受け入れる覚悟ができてからでも遅くない。と思いました
女性だけでなく、男性がパイプカットをする。という選択もあるわけですから。
3人目の避妊手術。夫と話し合った結果
旦那さんとしては、
三人子供がいる。
確かに落ち着いたらまた兄弟を作りたくなるかもしれない。
でも私の身体のほうが大事。
リスクがあるなら卵管結紮をしてもいいと思う。
でも、「女性としても本能」は理解することができないし、意思に任せる。
だから出産までにゆっくり考えたらいい。
俺は別にパイプカットしてもいいよ。
とのことでした。
多分、旦那さんがこう言ってくれたから、私も冷静に考えることができたし、決断もできたと思います。
三回目の帝王切開で卵管結紮をしない決断をした
もし、これ以上妊娠を望むことが難しければ、卵管結紮を行ってもらい、そうでなければ卵管結紮をしない。
と決断しました。
ちなみにそのとき医師に、「え?もう3人もいるしいいんじゃない?」と言われました。
悩ませたのどっちだよ。笑
でも、
費用だったり、入院だったり、妊娠のリスクだったり、今だったら必要でないことも必要になるけど、それでも、迷ったまま卵管結紮をするより、マシだ。
と思ったのです。
三回の帝王切開を終えた私の子宮の壁
子宮はとても薄くなってる。
切迫早産気味になっていたこともあるし、
次妊娠したら、6ヶ月から管理入院になることは覚えておいてね。
なのでしっかり避妊して計画的な子作りをすること!
また、最低でも1年半以上は空けること!」
と、先生には言われました。
そのときも、
「もういいんじゃな~い?」とか言われましたけど。笑
三回目の帝王切開で卵管結紮(避妊手術)をしない選択をした今の私の気持ち
3人めの帝王切開で卵管結紮しない選択をして1年。
当時の気持ちは
頭では卵管結紮したほうが良かったかなと思うし、口ではなんとでも言えても、「本能」の部分が拒否してる…と思ってました
同じ状況化にいる人しかもしかしたらわからないと思います。
一年たった今、
私自身、まだこの気持ちに折り合いがついていないです。
でも、卵管結紮しなかったことに後悔はしてません。
でも、自分の身体のことだから、最終的に決めるのは自分自身だし、
しっかり考えたからこそ、「自分にとって」できるだけ後悔のないであろう判断をできたなあ、と感じてます
今は、
もし、卵管結紮していたらもしかしたら後悔したかもしれない。と思ってます。
余談ですが、
私が卵管結紮をしない。もし、決心がついて避妊が必要になったらパイプカットをしてくれ!
と旦那に言ったら、
もちろん。でも痛すぎるのはいやだよ(*´∀`*)
とか言ってのけました
私、今から帝王切開で出産するんやけど?
めっちゃ痛いんやけど?
まじでしばいたろかと思いました。笑
帝王切開の体験談はこちらです(*´∀`*)
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